管理番号 | 新品 :13412070 | 発売日 | 2024/10/20 | 定価 | 15,000円 | 型番 | 13412070 | ||
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カテゴリ |
22.7×15.7㎝
【題箋】墨書『有べかゝり 上下』
【体裁】【画像3・9参照】 ①糊で濡らした原稿の、表面(字が書かれている面)を板木に貼り付ける。 ②その貼り付けた紙の表面から、薄皮を剥がす。そのままでは、裏文字が見えにくいからだ。 ③裏文字の部分を残して彫っていけば、板元の完成となる。
なぜこんなことを書き始めたかというと、『有べかゝり 上』の板本が手元にあって、出品本と比べてみた結果、
板本の印字と出品本との文字の配置が全く同じで、しかも使われている漢字と仮名文字も、文字の雰囲気が少し違う程度で、全く同じ。恐らく「清書本」を透き写しした物が板木に貼り付けられたと思われる。 ただ、大きく違うのは、 板本の「振り仮名」→ひらがな 出品本の「振り仮名」→カタカナ であること。平仮名の方が見やすいと判断したのでは?
以上のことから、出品本は、『有べかゝり』の「清書本」、出品者の妄想かも知れないが、と思われる。
【因みに】板本は何カ所か見開きの形で絵が挿入されている。【画像10参照】
【内容】全 48丁上 序 堵庵 1丁表 本編 3丁表~24丁裏
下 25丁表~48丁裏
【刊期等】不明。参考に、板本の刊期(早稲田大学図書館蔵本に依る)を示す。麩屋町通姉小路上ル町 近江屋治郎吉二条通麩屋町東入ル町 山本長兵衛 ほか共同刊行
【参考】「ありべかかり」の意味。「手当たり次第に行うさま。 やたら。」
※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。