管理番号 | 新品 :57855404 | 発売日 | 2024/06/24 | 定価 | 15,000円 | 型番 | 57855404 | ||
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◆古い伝統 こけし【阿部常吉】蔵王高湯系★高さ20cm 戦前◆
阿部常吉工人のこけしです。
サイズ:高さ20cm
後部にサインあり
阿部常吉(あべつねきち:1904~1991)
系統:独立系
師匠:阿部常松
弟子:阿部進矢/石塚智
〔人物〕 明治37年12月24日、山形県西田川郡温海町温海温泉の木地工人阿部常松・登喜恵の次男として生まれた。
父常松は土湯出身で阿部吉弥の四男、松屋の阿部治助はその甥に当たる。
父常松は明治21年15歳の頃に土湯を出て、青根、蔵王高湯で木地の腕を磨き、山形の小林倉治の家で一人挽きを指導した後、湯野浜温泉を経て温海温泉に落ち着いた。
明治36年9月に父吉弥の戸籍から離れ、温海で分家独立した。
常吉は15歳より父常松について木地を習得、大正10年18歳ごろより2年ほど、鶴岡の竹野銀次郎のもとで見習いとして働いた。
その後、横浜、箱根などを半月ほど見学して温海へ戻った。
大正15年に父常松が没した後はそのあとをついで木地に専念し、以後生涯一貫して木地製品の製作に携わった。
弟子には弟賢吾、長男進矢のほか、地見興屋(ぢみごや)の石塚智がいる。
戦後、昭和40年代のこけしブームのころには百貨店の実演にも協力して参加し、愛好家のために多くのこけしを作った。
豪放磊落で物事に拘泥しない性分であるが、一徹な工人かたぎなところもあった。
こけしのほか、木地玩具も多く作り、人気の高い工人であった。
戦前会津の東山温泉で売られた東山こけしは、常吉と熱塩の佐藤春二の作であるという。
平成3年3月16日没、行年88歳。
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