管理番号 | 新品 :68189422 | 発売日 | 2023/12/07 | 定価 | 11,000円 | 型番 | 68189422 | ||
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直線を着る・大塚末子作品集成/署名/篠田桃紅・水上勉・三宅一生文/日本古来の働き着を振り返った作家は氏唯一といっても過言ではない
商品説明
直線を着る・大塚末子作品集成/署名/篠田桃紅・水上勉・三宅一生文/日本古来の働き着を振り返った作家は氏唯一といっても過言ではない
1979年 151P 巻頭に署名 定価22000円 ゆうメール・レターパック規格外部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
着るものへの素心 篠田桃紅
一反の反物から二つの羽織ができる、それを羽織れば、足どりも軽やかな、 道行き姿が約束されるような......、それは、戦後の女性の解放ということにもつながる、象徴的な風景であった。
大塚末子さん考案のその茶羽織は、明治以後の、いささかかたくるしいき もののしきたりからの解放の兆しであったことを、語っているように思う。
大声の叫び声でなく、柔かく爽やかに、きもの、というものの持つ本来の 柔軟なあり方に添って、その自然な変化に、深い意味があったと、私などは今も思っている。
一つのものを二つに頒つつつましさ、他に与える心づかい、お揃いという ことのたのしさ、そういう、日本の女が古くから培って来た美徳の、自然な あらわれであった。
きものの、ただ一枚の布を身に纏う、という簡単で、それ故に底深い方法 を内包する性格、人々それぞれの着方に俟つうちぶところの大きさ、それは 一応の型はあっても、個々の着方が作る形を、かんじんとするから、型と形
は、お互に手を籍し合うような風にして、生き、変り、創られることを伝統としてきた。
それは一種の抽象を含んだ文化の形で、そこに新しい、ゆたかな息づき) ふくらみを与えた大塚さんのお仕事は、人の着る物から、人の生き方への示 唆にも亘る、大きな意味を持つこととなった。
振り返れば、たゆみない長い道のりを歩まれたと思う。それは、ゆうにや ささしくも、またしたたかな足どりで、今それを美しい絵巻として見ることが 出来るのは、感動的なことである。
私はまだ資料の一、二葉を拝見したに過ぎないが、その中の手描き「きもの 絵」は、にんげんのころもへの初心、素心というものがこめられていて、切な いほどにもなつかしいものであった。
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(2022年 1月 17日 16時 00分 追加)
1P書き込みあり